スポブラ・ドットコム
下垂の進行を抑える機能性スポーツブラ。バストの揺れを防ぎ、クーパー靱帯を保護します。


  95%の女性が、適正なスポーツブラを着用せず、危険な状況にある。

  適正なスポーツブラを着けずにランニング等をすると、クーパー靱帯を痛め、それが原因で乳房が下垂してしまう
  可能性があると、英国 ポーツマス大学 スポーツ科学者 Joanna Scurr博士 の研究チームが発表しました。

  1. 乳房は、上方向に振り上げられ、元の位置へ叩きつけられる。

    ランニング時の乳房は、静止している位置より下方向には動きません。「上方向に振り上げられ、元の位置へ叩きつけられる」
    という動きを繰り返し、乳房の形を保つ「クーパー靭帯」を損傷し、乳房の下垂を誘引します。

  2. 平均 9cmも、乳房が上下運動する。

    女性が1マイル(約1.6km)走ると、乳房は約13、500回も上下に弾み、平均で9cmも上下する。
    乳房は平均で200g~300gの重さがあり、この上下運動がクーパー靱帯にダメージを与えてしまう。

  3. スポーツブラの着用で、78%ものショックを吸収。

    ノーブラに比べ、普通のブラをつけると、胸の弾みが38%減少し、スポブラを着けると78%ものショックを吸収する。
    この様なショックを吸収する為に、適正な機能が有る、スポーツブラが必要です。


  乳房の構造

  クーパー靭帯、脂肪組織、乳腺、の線維束で成り立ち、大胸筋の上に乗っている。
  *乳房の構造のイラスト。クリックして下さい、サブウィンドウが開きます。

  1. クーパー靭帯。

    乳房の中にある、弾力性のある繊維束。乳房を胸筋につなぎ、ささえる。乳腺のふくらみを支えて、乳房の形を保つ働きを担う。

  2. 脂肪組織。

  3. 乳腺(にゅうせん)。

    乳房の中にある、乳管を持つ腺。乳腺は建物でいう鉄骨の働きをしています。乳房に占める乳腺の割合には、生まれつき
    個人差がありますが、乳腺があって、しかも、基底部(乳房の土台)との間に脂肪が少ない方が、形を維持し易いと言えます。

    1. 乳腺葉(にゅうせんよう)。

      乳腺がいくつか集まった、膜で包まれてできた部分。乳腺葉が乳房いっぱいに広がっているほど、
      ゴムまりのような張りと弾力のある乳房になる。妊娠すると発達し、ここから母乳が分泌される。

  4. 大胸筋。

    乳房の底にある筋肉。この上に乳房がのっている。腕立て伏せをすると発達して厚くなり、乳房を押し出して大きく見せる。


  乳房の下垂れの原因。

  1. 乳房全体の重さ。

    乳房自体が重ければ重いほど、重力の影響を受けやすく、皮膚の伸縮性が低下して下垂してゆく。

  2. 加齢。

    年齢が上がるに従い、下垂する人は増加する。ホルモンバランスなどの変化によって、
    乳腺と脂肪の構成比率や組織そのものが変化。皮膚も伸縮性、柔軟性が低下し、復元力がなくなる。

  3. 物理的刺激。

    ランニング等の運動による振動や、極端なバストマッサージ等で、クーパー帯を痛め、これを長時間繰返すと、
    下垂を加速させると考えられる。

  4. 出産時期。

    出産期は、乳房内部の乳腺、脂肪の構成比率や組織が変化。乳房の重量が重くなる他、
    乳腺炎などのトラブルが発生しやすく、乳腺組織周辺の健康度を低下させてゆく。


  完全には解明されていない下垂のメカニズム。

  1. クーパー靭帯の伸び。

    メッシュ状になった「クーパー靭帯」が、長時間にわたる外からの一定の刺激を受け続けることで、
    次第に緩んで伸びてしまい、乳房を支えられなくなる。

  2. 細胞の統合性の乱れ。

    結合組織を構成するいろいろな細胞や線維は、一定の統制力の元に調和しあって存在しているが、長時間にわたる
    外からの一定の刺激を受け続けるうちに、この統制が乱れ、調和のバランスがとれなくなり、乳房を支える力を失う。

  3. 乳房と大胸筋の間のズレ。

    乳腺組織と、これを支える結合組織は、乳房の後ろ側で膜状の組織を作り、大胸筋の表面にある筋膜と弱い結合組織で
    つながっている。長期間にわたる刺激は、次第に2つの膜の間にズレを生じさせ、乳房そのものの位置が下がっていく。

  4. 脂肪細胞の増大。

    加齢によるホルモンの変化で、乳腺の細胞が萎縮すると、空いた部分に脂肪細胞が入り込み、全体に脂肪の量が
    増えることで、乳房に重みが加わるほかに、乳腺が脂肪に置き換わることで、やわらかくなり、下垂する。


  クーパー靭帯によって支えられる乳房の形。

  1. 閾値(いきち)を超えると、「クーパー靭帯」の伸縮力が弱る。

    クーパー靭帯には、強い伸び縮みに耐える力が備わっています。しかし、外から加わる衝撃の大きさや頻度が、ある一定
    の許容範囲を超えると、この力が急激に失われ、クーパー靭帯が伸びきった状態になります。この許容レベルを閾値と
    言い、ある時期までは、ずっと大丈夫であったものが、閾値を超えたとたんに、伸びが元に戻らなくなってしまいます。

  2. 揺れなどの強い衝撃を受け続けると、「結合組織」が緩む。

    乳房が、揺れなどの強い衝撃を高頻度に受け続けると、結合組織を構成する細胞や線維の調和を保っきた集合パターンが
    衝撃によって変化し、次第に緩みを生じて、乳房の下垂の要因となっていきます。

  3. 「クーパー靭帯」「結合組織」への衝撃の蓄積が、年月を経て下垂になる。

    乳房に大きな上下動を与えるランニングの様な運動は、クーパー靭帯にも、結合組織にも、ダメージを与える事になり、
    こうした衝撃の蓄積が、年月を経て、下垂となって現れてくる事は、十分に考えられます。

  4. 靭帯という組織は、筋肉のように鍛えて強化することができません。

    クーパー靭帯に、ランニングによる上下動のような機械的な力が加わり続ける事で、ダメージが及ばない様、
    日ごろから、出来るだけ強い衝撃を与えない事が大切です。


  クーパー靭帯の構造。

  1. クーパー靭帯(乳腺提靭帯)とは。

    線維芽細胞(せんいがさいぼう)や膠原線維(こうげんせんい)は、伸縮性に富んだメッシュ状の細い束になって
    乳腺の周りを取り囲み、乳房を上下から吊るすような形で支えています。これを「クーパー靭帯」と言います。

    1. 線維芽(せんいが)細胞

      結合組織を構成する細胞の1つ。コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった真皮の成分を作り出す。

    2. 膠原(こうげん)線維

      線維芽細胞が生み出すコラーゲン。

  2. クーパー靭帯が、乳房を形作る。

    靭帯といっても、腕や脚の靭帯のように骨と骨をつなぐ、固くしっかりした一本の束になった組織ではなく、これらの細胞や、
    小さな線維の束がメッシュ状に絡まりあって枝分かれし、脂肪細胞の中にも入り込みながら乳腺を支え、乳房を形作っている。


   上記文章は、(株)ワコールの「下着とカラダの基礎知識」からの引用です。